真っ白な暖簾をくぐり、引戸を開けるとカウンター7席の小ぢんまりした店内
寡黙な大将が静かに迎えてくれる
今夜も予約で満席
料理は「おまかせ」
酒はもちろんだが、徳利・猪口にもかなりのこだわりを感じる
燗は、何とも形容しがたい包み込まれるようなファジーな温度加減
「それが本当の熱燗です」さらりと言い放つ大将
徳利に移すわずか2,3秒もちろりを直置きするのではなく湯を張った鍋に入れて温度管理をしている
熱い料理には手で触れないくらい熱く温めた器
目の前で繰り広げられる丁寧な仕事姿を眺めながら、料理に舌鼓を打ち酒を流し込む
〆の蕎麦は「せいろ」
いい加減酒を飲んでいるので細かいことは分からないが、とにかく美味い
蕎麦の味が分からなくなるまで酔うなという話だが、
「日本酒を飲まない方お断り」と言われた上に、これだけの料理だから飲まないなんて土台無理な話
大将だって十分承知の上だろう
濃厚な蕎麦湯がこれまた美味
大将は、最後までにこりともせず丁寧に送り出してくれた
☆☆☆
(☆☆☆また行きたい ☆☆美味しかった ☆まずまず ×価値なし)
2013.11
「お酒を飲まない方 入店お断り」の夜
カウンター越しに丁寧な仕事を眺めながら、大将厳選の日本酒をゆっくりといただく
「おまかせ」は、蕎麦を含む七品
日本酒に対し、並々ならぬこだわりを持つ大将だけあって、どの料理も酒との相性抜群
まさに酒を楽しむための料理 器も美しい
〆の蕎麦は田舎をチョイス
しっかりと蕎麦の風味が味わえる太打ち
酒も料理も雰囲気も大満足
☆☆☆
(☆☆☆また行きたい ☆☆美味しかった ☆まずまず ×価値なし)
2013.03
楚々とした暖簾を潜るとカウンター7席のみの小ぢんまりとした店内
蕎麦屋らしい凛とした空気が漂っている
カウンターの向こうに、ご主人の丁寧で手際よい仕事を眺めながら待つこと暫し
「せいろ」
見事な極細切りの蕎麦
艶やかでビッシっと立ったエッジ
啜り上げると蕎麦の香りが口いっぱいに広がる
こんなに細いのにしっかりとしたコシ
この繊細な味わいは、手挽きならではのものだろう
カツオ風味が豊かなもり汁が蕎麦の美味しさをさらに引き立てる
濃厚な蕎麦湯も美味
次回は「酒を飲まない方入店お断り」の夜に訪れたい
☆☆☆
(☆☆☆また行きたい ☆☆美味しかった ☆まずまず ×価値なし)
2013.02
営業時間 月・水・金11:30〜14:00(売り切れ終い) 月曜日〜金曜日18:00〜22:30(酒を飲まない方入店お断り)
定休日 土・日・祝日
港区西新橋1-19-10 03-3597-0359
より大きな地図で 蕎麦行脚 を表示
|